初ロッセリーニ。
しかも主役は『自転車泥棒』や『ひまわり』を監督したヴィットリオ・デ・シーカ当人。なんと言ったらいいんでしょう、黒澤映画に小津が出演している感じでしょうか。あ、でも、デ・シーカは俳…
戦火のイタリアで人間の罪と罰を描く名作。戦争の中でも保身と金儲けに走り人々をだましてきた主人公がその償いを受けるさまを残酷に描いていた。後半、自分の罪に気づいた主人公の罪悪感をこれでもかというほど猛…
>>続きを読む潜水艦が浮かび上がる→将軍がゴムボートで上陸する→クルマに乗り込む→ドイツ軍に見つかって銃殺される、という一連のシーンがなめらかでカッコいい。潜水艦の箇所もそうだと思うが、結局生(っぽい)の画面の迫…
>>続きを読むえっ、これで終わり…と、思ってしまった。
主人公が何かアクションを起こして事態が好転していくということが無く、どこに感動していいやら全く分からない。
前半の小物詐欺師っぷりが全く払拭されないグダ…
監督ロベルト・ロッセリーニ×主演ヴィットリオ・デ・シーカというイタリアンネアリズモの2大巨匠が名を連ねる作品。
前半は家族を強制収容所から必死の思いで救おうとする善良な市民を騙すクズ中のクズのペテ…
このレビューはネタバレを含みます
丸山眞男のエッセイ「現代における態度決定」の「不作為の責任」の項においてこの映画のラストシーンが引用されており,興味を惹かれて観てみました.
映画自体は演劇チックであり,それほど多くの場面転換はあり…
ロベルト・ロッセリーニ監督、ヴィットリオ・デ・シーカ主演という豪華な組み合わせで、生け捕りに失敗して死なせてしまったロベレ将軍の身代わりを詐欺の罪で捕まった男が演じるという、まるで黒澤明「影武者」み…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ネオレアリズモの二大巨匠が最初で最後のタッグを組んだ、ヴィットリオ・デ・シーカ主演、ロベルト・ロッセリーニ監督のネオレアリズモで、第20回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作。
個人的にネオレアリ…
「凄く高尚そうな雰囲気を漂わせつつ、実はコミカルでとっつきやすい」というロベルト・ロッセリーニ作品に私が思うスタイルが色濃く出た、彼の隠れた代表作と言ってもよい一本かも。しかもあの名監督ヴィットリオ…
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