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プロメテウスのRのレビュー・感想・評価

プロメテウス(2012年製作の映画)
4.3
感想文も1500本目となりました。まー、削除して書き直したりするから変化はしますが。さて、プロメテウス。劇場に見に行ったときはエイリアンのプリクエルと知らずだったので、最後めっちゃ驚いたけど、内容全然覚えてないので、ひさびさに見てみた。すげー話がひっちゃかめっちゃか笑 いろいろ何が何だかよくわからないのでありますが、何だかんだで見ててすごく面白いし、非常に格調高いムードなのは、さすが名匠リドリースコット。まずオープニングのシーン、あれは何なのだ。青白い巨人がゼリー食べて死んで川に流される。最後まで見てもよーわからへん。あれが起源てこと? で、本題は2080数年、宇宙船プロメテウス号がある星に向かって旅をしている。地球の世界各地で数千年前の壁画が見つかっており、そのいずれも巨人が立ってて、その上にいくつか星が並んでる図画である。星の形はどの壁画でも共通しており、まったく同じ並び方をしている星を宇宙に見つけたので、そこに行き、その巨人に人類の起源を求めよう!とする話で、ナルホド、人類の起源の謎を暴こうとする哲学的SFなのだな、と思って見てると、完全に一作目エイリアンと同じような流れになっていく。あれ、やっぱホラー寄りなのだね? 星に着くと、人工的な丘がこんもり立ってて、その中を探索すると、巨人の死体があり、地面にたくさんのカプセルみたいなのが縦に置かれていて、何だろう。それが何と、エイリアンの原型となるウネウネの卵?培養カプセル?だったのだ! 次々とクルーに襲いかかるウネウネ! ひゃー!!! そこまではまぁ良いけど、ウネウネに体を乗っ取られてひとりはゾンビ化、ひとりは病気に感染、あれ? この段階では人体に寄生して成長して食い破るだけではないのだけね。バラエティ豊か! ひとりはとんでもなく凄惨な帝王切開を経験する。このシーンのエグさはすごい。是非とも現役妊婦に見て味わってもらいたいハードなピチピチ感。ゲゲボー! で、人類の起源にご対面するのでありますが、そいつが襲いかかってきます。なぜ。まぁ、いいわ。けどよー、人類の起源はよしとしてよー、その起源の起源は一体なんやねん。とか、ツッコむ人もいるでしょう。私のように。宇宙ってすごいねー、神秘に満ちてるーってのは感じます。後半のジャイアントウネウネは本当にすばらしい。ウネウネが好きな私は、その見事な造形に涙が出そうになった。俳優さんについては、主演が地味なおばさんなので最初は戸惑ったが、慣れるとなかなかいい味。けど脇のほうが目立ってますね。まず、シャーリーズセロンの美貌。すべてがby the bookでヤな女だけど、美人なので許せちゃう。このひとの最後の虫けらのようなシーンは、巨大な宇宙船のスケールと共に最高! マイケルファスベンダーは何考えてるのか全然わからないアンドロイド役がピッタリやし、船長のイドリスエルバかっこいーーー、そりゃツンツンしすぎなシャーリーズセロンでもファックしたなるわな。けど、船長のラストシーンは、キャラの薄い船員とともに、そんな簡単に覚悟決まるものですか? え?ってなった笑 インディペンデンスデイのほうがまだ説得力あったような気が…。などなど、ツッコミどころが大変多い映画ではあるが、それを超える魅力があるのも確かで、全編おおいに魅了されてしまいました。何より、スケールの大きな映像の美しさ、3Dマップの面白さ、ウネウネのぴちぴち、俳優の見た目の良さ、などなど、目に楽しいシーン多数。じわじわともう一回見たいかもという気持ちが起こり始めています。続編のコヴェナントも見たくなってきたよ?
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