8月5日は36歳の若さで急死した20世紀最高のセックスシンボル、マリリン・モンローの命日。
生きていれば今年で91歳に。
ビリー・ワイルダー監督が主演に初めてマリリン・モンローを迎えた艶笑喜劇の大ヒット作「七年目の浮気」
人気舞台「The Seven Year Itch」の映画化にワイルダーが抜擢され、
当時の厳格なる規制により、かなり厳しい制約の中で不義コメディを作り上げたスタッフ努力の結晶でもあります。
舞台は茹だる暑さのマンハッタン。
妻と子供を避暑地に送り出した妄想癖の激しい夫と、隣人宅に居候し始めるブロンド美女のドタバタ劇。
妄想シーンのバカバカしさも最高だし、
マリリンの甘ったるい口調と蠱惑な所作、そして「チョップスティックス」を演奏するくだりも大好きです。
今や彼女のアイコンとなった白ドレスですが、あのホルターネックからこぼれ落ちそうなほどの存在感を誇るたゆんたゆんのお乳。
映画史に刻まれる素晴らしき曲線美。
嗚呼、Marvelous。
並びにスカートが捲れ上がるオー!モーレツ!な名シーンも粋な仕上がり。
据え膳食わぬは男の恥。
こんな娘が隣でムンムンしてたら、私なら我慢できずに即効ププッピドゥしちゃう自信しかないです。
とにかくマリリンのために作られた、マリリンあってこその作品。
彼女に関しては百点満点に異存はございません。
そして本作に続き、ワイルダー・マリリンコンビの最高傑作「お熱いのがお好き」が生み出されることになるわけですが、
彼女の急逝により「あなただけ今晩は」の主演は幻と消えました。
もしジャック・レモンとのコンビネーションが叶えば、これらと並ぶマリリンの代表作になっていたかも知れません。