JUN

28週後...のJUNのレビュー・感想・評価

28週後...(2007年製作の映画)
3.5
やってまいりました愛しのJeremy Renner。
どんな作品でも本当に素敵。

28日後…が大好評だったおかげか、顔ブレも予算も上がっているようで…Robert Carlyleが一応主演という扱いですかね?

物語は前作28日後…の後、感染者が餓死し、"クリーン"な状態になったイギリスを米軍が管理して復興を目指すところが始まり。アバンでRobert演じる父親のクズっぷりが観られます。ただ、実際ゾンビが襲ってきて、助けたら自分も死ぬ!でも助けなければ逃げられるかもしれない!という状況でヒーローよろしく助けに向かえる人ってそう多くはないように思うのですが…その場にいない人が後から非難するのは簡単ですが、じゃあ実際そこに自分がいたらどうなの?とちょっと思ってしまって、特別彼がダメな父親だとは思わなかった。

なんとなく前作よりエンターテイメント感が増したというか、ご都合主義なところが増えた気がする。というか、展開をパニックにしようとしてるんだろうけど、流石に米軍の警備と措置能力ユルユルすぎでしょう……なんで民間人に軍の施設まで入れるようなカードあげたのかもわからないし、なんでひとりの感染者に銃を持った何人もの兵士がやられているのだろう…弾入ってなかったのかな。それに比べて民間人を撃つ精度だけは高いし、なんなら最初からそうしてろよっていう細菌措置。危機管理能力の低下。もう挙げれば挙げるほど出てくる、謎のユルユル設定。これに関しては、もうどこまでが許せるのかという好みの問題ですね。

文句しか言ってないのは忍びないというか嫌なので、よかった点を言いますと、やっぱりJeremy Rennerは裏切らないということ。今回は狙撃手としての出演ですが、本当に、毎回良すぎる役を貰っているなぁ…と。兵士のJeremyは絶対にカッコ良くて好感度高い役ばかり。絶望的状況だけでなく、イマイチな映画でも彼は希望の光だった。好きな俳優フィルターなしでも彼(の役)は素晴らしかったと思う。
JUN

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