『欲望のあいまいな対象』のキャロル・ブーケつながりで。
フランスの俳優ミシェル・ブランが脚本・監督・主演(一人二役)のコメディ。
ミシェル・ブラン(本人役)の周りで、おかしなことが続く。
車で横に並んだ見知らぬ男に先週の乱交パーティについて話かけられたり、行きつけのバーに入ろうとしたら出禁になっていて殴られたり...
身に覚えのないことばかり。
心配するキャロル・ブーケ(本人役)と精神分析医を訪ねるブラン。
薬を飲んでしばらく田舎で休むべきと言われ、キャロルが彼女の別荘で静養させることにする。
そこで、ミシェル・ブランそっくりのパトリックという男(ミシェル・ブランが二役)が、ミシェル・ブランになりすまして、色々とやらかしていることが分かる。
ブランとブーケはパトリックを捕まえるべく動き出すが・・・
原題『Grosse fatigue / Dead Tired』は、“ヘトヘトに疲れた”
偽物のせいで、ミシェル・ブラン、ヘトヘトな状況になります。
キャロル・ブーケの「神秘を受け入れたら?神秘は素敵よ」に対しブランが「ブニュエル女優らしい発言だ」と返したり、ブーケがブランに「ウディ・アレンぶるのはやめて!悩める道化なんて最低よ!」と言い放ったり、特定個人いじりネタもあちこちに。笑
後半の意外な展開含め、カンヌで脚本賞獲ったのも納得のストーリーで楽しめました。
カンヌ国際映画祭
-脚本賞(ミシェル・ブラン)
-Technical Grand Prize/special effects(ピトフ)