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オール・アバウト・マイ・マザーのmotoのレビュー・感想・評価

4.1
20年前の映画だけど、いまの時代性にも親和性が高いテーマかもしれない。この映画では様々な境遇や背景を持っている女性が現れた。

映像や会話のテンポはアメリカやフランスの映画とは異なっていた印象。色使いは特に「ラテン色」のようなものを感じさせる…!

ストーリーのモチーフの一部としておそらくカサヴェテスの「オープニング・ナイト」のオマージュと思われるところがあるのもまた面白い。(実際にエンディングの謝辞ではジーナローランズへ敬意と感謝を捧げている)

「トーク・トゥ・ハー」の男性の主人公の純真な故に歪んだ愛の形よりもこちらの映画の方が僕は受け入れられたような気もする…。アルモドバルの作品を勧めるならこちらかもしれない。
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