カッコいい邦題!さいきんは原語をカタカナ表記にするだけの場合も多いですからね。思わず手に取ってしまうタイトルって大事です。
いちばんこの作品で魅力的なポイントはブッチとサンダンスでしょう。いつだって夢を持ち、絶望的な状況にあっても不思議と明るい。銃撃戦の最中にも軽口をたたきます。犯罪者なのに、嫌いになれない、むしろ好きになる。「俺たちに明日はない」のボニーとクライドのカップルを思い出します。彼らもふたりの幸せな未来を夢見ながら散っていきました。そういう暗い最期を予感しながらも一生懸命もがく姿が切なく、美しいんですよね。
ポール•ニューマンとロバート•レッドフォードの共演が渋い。ホントにこの世界にいそうな雰囲気まとってますよ。
しかし、内容としては正直自分には響ききらなかった。逃避行劇なので緊張感は持続するし、前述の通りキャラにも魅力はあるけど、なぜだか気持ちが入りきらず。途中眠くなったし。「俺たちに明日はない」の方が好きですね〜。というか同じような映画に見えちゃった部分があります。
文句も多くなってしまいましたが、映画好きとして見ないのは損だと思っていたので、とりあえずは満足。時間を置いて、またいつか見直そう。