垂直落下式サミング

ダンジョン&ドラゴン2の垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

ダンジョン&ドラゴン2(2005年製作の映画)
1.8
生きていたのか!?ダモダー!というありがちな展開で始まる続編だが、前作の主要キャラで続投は彼のみ。邪悪な力を宿して復活した彼と対峙する今回の善玉パーティは、前のキャストに華があったと錯覚してしまうほどの超無名役者たち。彼等の不憫なまでのタレント性のなさに圧倒される。
前作にあったチャルマンの酒場のような人間以外の多様な種族が同一の世界に暮らしていることを示す場面がなく、主にエルフ族くらいしか出てこないのでファンタジー世界に奥行きが感じられなかった。エルフなんて耳を尖らせればいいだけなんだから面白くも何ともない。
相変わらずドラゴンのCGはどうしようもなくて、2002年の『サラマンダー』が如何に優れていたかを再確認できた。