BOB

シン・シティのBOBのレビュー・感想・評価

シン・シティ(2005年製作の映画)
3.5
同名グラフィックノベルの作者フランク・ミラーが、ロバート・ロドリゲス監督と共同で映画化。タランティーノもゲスト監督として参加。

悪徳の街"シン・シティ"を舞台に、3人の男たちが、愛する女性を守るため、邪悪な権力に戦いを挑む。3つのエピソードから成るオムニバス形式のクライム・アクション。

"An old man dies. A young woman lives. A fair trade. I love you, Nancy."

こんなの見たことない!映像がとにかく格好良い!

ハードボイルドなフィルム・ノワールの世界を、モノクロ+パートカラーで映像化。オリジナリティ溢れるクールで刺激的な世界観に魅せられた。残虐なバイオレンス描写さえ、スタイリッシュに見えた。ストーリーどうこうというより、視覚的に楽しんだ。

ブルース・ウィリス扮する引退間近の老刑事が、幼女連続殺人犯を追うエピソードが一番好き。額についたXの傷跡、ダンディなモノローグ、哀愁漂わせながら正義を貫く男の姿。『3つ数えろ』や『ロング・グッドバイ』のフィリップ・マーロウ像に、ブルース・ウィリスのカリスマ性を足したようなキャラ。激渋!
ヒロインのジェシカ・アルバも魅力的。

他のエピソードでは、傷だらけの屈強な体をもつ前科者(ミッキー・ローク)や、最強の女暗殺者(デヴォン青木)、食人趣味を持つ無口な殺人鬼(イライジャ・ウッド)が印象的だった。

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他のユーザーの感想・評価

ken

kenの感想・評価

4.1
見直すの3回目だけど味があっていいんだよね。
モノクロ映画なんだけど各物語のある箇所だけ色が使われている。
色彩がいいですね、それにかっこいい。

生首とか血飛沫とかありえないくらいグロいはずなの徹底的にアニメ調なので見れちゃう。

・イライジャ・ウッドの人を食べるイカれたキャラが強烈すぎ、コナンやエヴァのゲンドウみたいに眼鏡だけ光ってる。
・ジェシカ・アルバがセクシーすぎる。
・顔が黄色の栽培マンみたいなイカれた息子、臭いが強烈という台詞があったが臭ってくるくらい目で与える印象がすごい。
wakana

wakanaの感想・評価

3.7
SIN CITY


原作者のフランク・ミラーがロバート・ロドリゲスと共同監督。

エグイ部分もあるが、コミックタッチが良い意味でエンターテインメント性に溢れていて楽しめる。

ジェシカ・アルバは可愛いし、刺客Miho役のデヴォン・青木もカッコ良し!

ブルース・ウィルスも渋いし・・。『ロード・オブ・ザ・リング』のフロド役のイライジャ・ウッドがあまりにも意外な役柄で斬新!

タランティーノもロドリゲスが『KILL BILL Vol.2』の音楽を引き受けてくれたお礼に1㌦で演出を1シーンだけしたそう。
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0
3つのストーリーに大まかに分かれたアクション。基本モノクロの映像だが、美女のブロンドや鮮血などが鮮やかにカラーで表現されているのが印象的。全身黄色の悪人や、女サムライなど個性的なキャラが多数登場している。
mylife

mylifeの感想・評価

3.8
久し振りに「シン・シティ」を再鑑賞してみた。劇場で観て以来の実に17年ぶりなのである。

監督はロバート・ロドリゲスとフランク・ミラー…そして、タランティーノも絡んでいる。フランク・ミラーのアメコミを実写化した作品で背景は全てCGと言う一風変わった斬新な映画。

やはり、今みても映像センスは際立っている。モノクロームの世界に赤や黄色の原色だけ入れるとか…こんな意欲的な作品って今もあんまし無いよね。

キャストも豪華だが…かなり、いかつい印象。ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン、ベニチオ・デル・トロ、デヴォン青木、マイケル・マドセン、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット…そうそうたる面子が集結し当時にしてはかなり見応えがあったのも記憶に新しい。

ストーリー的には3つのエピソードで展開し時間軸が交錯する感じ。とまぁ、映像が凝っているので久し振りでも楽しめた。

だが、キャラの個性は極めて強いのだがストーリーが非日常過ぎてか…やや引き込むには物足りなさの方が残る感じかな。

キャラの個性では、やはり台詞無しの二人がインパクトありまくり。個人的にはイライジャ・ウッドとデヴォン青木の夢の対決が見たかったかな…なんて。共に武器が銃では無く超個性的なのがいいのよねん。卍の手裏剣を使いこなすとか、いかにもハイセンス。

ハルク並みに強いミッキー・ロークも当時から印象深く個性むき出し。先日観た「レジェンド・オブ・メキシコ」とは明らかに見た目が違い過ぎているのも素敵なのよねん。
aya

ayaの感想・評価

2.6
いつか観ようと思っていてこんなに時間が経ってしまった。やりたいようにやり切っているところが好きだが、全体的にはそんなに好みのテイストではなかった。
娼婦が用意した車が小さくて死にかけデル・トロの横にクライヴ・オーウェンが乗るところとか、なんかたまにめちゃくちゃ面白いなって感じる部分があった。急所を手掴みで引きちぎるところとか、デヴォン青木とか良かった。ジェシカ・アルバは本当に可愛い。
コーストの赤いハートのソファを見て「シン・シティのやつ」って言ってた友達のことを思い出した。
beaton

beatonの感想・評価

3.9
Huluにて鑑賞。
映画なのかコミックなのか。この独特な世界観にどっぷりハメられる。
漫画の映画。アニメじゃなくて漫画の映画。

基本白黒の画面に差し色として赤と黄色と青。
オシャレ。
ブルース・ウィリスはなんかいっつも年下女子といい仲になってるような。

娼婦たちの銃撃パートがかっこよかった。
謎ヴァンパイアっぽいメガネ君シーンも面白かった。
流血がかなりあるけど血が白とか黄色だから全然グロくなくて見やすい。

バイオレンスだけどオシャレな映画。
Ryo

Ryoの感想・評価

4.2
デボォン青木のお父ちゃんは全米でレストランチェーンを展開する故ロッキー青木
数々の犯罪が渦巻く「罪の街(シン・シティ)」を舞台に、三人の男たちの愛と復讐の物語を描く。

モノクロを基調とした映像に、血や瞳にだけ色がつく。そういう遊び心が好き。

原作がアメコミと言うだけあって、漫画をそのまま映像化したような世界観で、設定や雰囲気はしっかり作り込まれている。しかし、漫画すぎるあまりコントのようなぶっ飛んだストーリーが展開されるので、絶対に人は選ぶと思う。

面白いと言われれば面白い。つまらないと言われればつまらない。そういう映画。
トミー・フラナガン目当て。
何も知らずに見たけど、白黒画面がセンスがあっていい。
独特の表現で、好きな人は好きで意見が分かれそう。
バットマンのゴッサムシティに通じるものがある。
イライジャ・ウッドがあんな役だなんて。
ブルース・ウィリスが渋かっこいい。
愛する女は守りぬく

ルトガー・ハウワーとミッキー・ロークがどこにいたのかわからなかったw
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