暮色涼風

台風クラブの暮色涼風のネタバレレビュー・内容・結末

台風クラブ(1985年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期の我慢による鬱憤、規律による束縛、「ただいま」「おかえり」、閉塞感からの解放を、学校の中をかき回して、まさに台風として見せてくれた。

中学生の喫煙や下着姿を披露した演出は、もうこの先できない貴重な表現だ。

ラストシーンを観て、自分の兄は、幼い頃に自転車で田植えの時期の水が貼ってある田んぼの畦道を走っていて、転んでぬかるみに頭から突っ込み、"犬神家"のようになったことがあるという話を聞いたのを思い出した。
「これが厳粛な死だ」笑
暮色涼風

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