今泉力哉監督特集ということで、デビュー作が収録された本作を投稿。
ニューシネマワークショップ(通称:NCW)に通う学生が制作した短編を集めて、ソフト化した作品。現在、TSUTAYAの宅配レンタルなどでは、『……5』『……6』『……7』の3年分を借りることが出来る。(今泉力哉監督のデビュー短編『透明なシャッター』は、『……6』に収録。)
正しくは、全ての収録作品をレビューするべきだろうが、今回は、内容を忘れてしまった作品も多いため、いまだ、Filmarksに登録されていない今泉監督作品の感想を記録するために、Mark
(収録作品を思い出し次第、内容は変更予定。)
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『透明なシャッター』(2005年)
Movie-High 6に収録されていたので、鑑賞。
カメラマンの夢を諦め、就職活動に身をいれることになった主人公。余命わずかな父に呼び出された彼は、遺影となる写真の撮影を依頼されるが……。
今泉力哉監督の初期短編。監督の作家性としては、「コミカルな会話」「恋愛要素」が挙げられるが、それ以外にもうひとつ、「死」というものがあると思う。これは、『終わってる』や『退屈な日々にさようならを』にも代表される要素だが、本作には、その原点があった。
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『あさっぱら』(2017年)
Thanks Theaterの特典で鑑賞。
洗面台の鏡を見ながら、支度をする女性。その後ろにいる恋人とは、口論になっているが……。
固定カメラ、8分間ワンカット喜劇。
今泉力哉監督がひたすら鼻でシャボン玉をつくる短編。
ヒロインの7Aさんは、今泉監督の唯一の演劇作品「アジェについて」の出演以降、演者、衣装として、ちょこちょこ関わってた人っぽい。
絶妙な下らなさが、かなり、好き。ひょっとすると、今泉短編BEST級かも。(笑)