音楽は人の文明の中で最も素晴らしいものだし、癒しも含めて奇跡を起こすちからがあるというのがストーリーから伝わってきた。
飽きずに楽しめたけど、全体的にストーリーに深みがなかったな。
ファンタジー作品にいちいちつっこみを入れたら楽しめなくなるけど、ライラとルイスが会って間もないのにそういう関係に発展するのが理解できなかった。
運命的な出会いを感じなかったとゆうかフィーリングを感じさせるなにかがシーンの中で足りない気がする。
そして悔やまれるのは、音楽の使い方。
神童が演奏する独創的なサウンドやストリート少年や教会ゴスペルの歌はすごく良かった。
だけど、上手く表現できないんだけど「ボヘミアンラプソディー」「はじまりのうた」の時のようなドンっと胸に伝わってくるような感動がなかった。
多分ストーリーのテンポが早すぎて、音楽がPVみたいな使われ方をされて余韻に浸れなかったのと
バラードが少なくてロックやクラシックがやけに多くて両親に光るものが見えなかったというのもあるのかな。
最後の盛り上がるシーンもあっさり終わったので、音楽の入れるタイミング、間、余韻をもっと大切にするべきだと感じた。
ストーリーが良いだけに2時間30分くらいの長編にして、音楽の良さを最大限に生かして欲しかった。