まぁなんて、アメリカっぽい映画。
私が生まれる前から、離婚裁判だとか家族で白黒つけることを当たり前にやってきた国なんだなぁ、なんて日本との違いに考えを馳せつつも、バブルの匂いを残すファッションや空気感、何よりメリルストリープの美しさに時代を感じる映画です。
お別れの日の朝ご飯はすっかり手慣れたフレンチトースト、別れを受け入れた男同士の共同作業がなんとも言えない余韻を残してくれます。
この映画をベースにした「パパは奮闘中！」では、家事と子育てと仕事に翻弄されてロマンドュリス演じるお父さんがクタクタに疲れ果てるさまが痛々しいくらいに描かれていて、私はこっちのほうが共感度高かったな。
家のことさっぱりやってなかった風なのに奥さん出てっちゃってからのごちゃごちゃがあんまり描かれなかったり、子供がやたら理解があったり、色々とスマートに事が運びすぎるのがちょっと惜しい感じかな。まぁ、クレイマーさんはブルジョアジーなんだよね。でも子供がとってもかわいいから、１００点満点です。
