動物に変身してしまう薬を飲んでしまった野原一家の大騒動。
早すぎた「けものフレンズ」。
今作は近年のクレしんでも結構好きです。
環境保護をテーマに掲げながらも今回の敵は行きすぎたエコロジーを実行するエコテロリストという所が子供向けながらも中々尖っています。
見た目と耳障りの良い理想主義で市長になる男がラスボスというのもイイです。
今作はやはりサーバルちゃん、もといライオンになってしまった みさえとしんちゃんの関係性が白眉でしょう。
心が獣になっていっているとはいえ我が子に吠えてしまったり手を挙げて傷つけてしまうシーンは児童虐待を描いているのでしょうし、それを見慣れたしんちゃんとみさえで表現するというのは結構挑戦的というか見ていてもツライものがありました。
映画、アニメパロディが多いのはいいですがゲストキャラクターやオチが弱くあと少しで名作にもなり得た題材だったとは思います。