YokoGoto

ロシアン・ドールズのYokoGotoのレビュー・感想・評価

ロシアン・ドールズ(2005年製作の映画)
3.6
いつも女は、気付かぬように男を試し、いつも男は、それに気付かず誘惑に負ける。w

こんな、駆け引きだらけの自然の摂理の中で、雑念を振り落とし、最後の恋の相手を見極めることの難しさよ。

ダメダメなフランス男子なのに、なぜか憎めず同情してしまう、グザヴィエの普通さ・平凡さったらない。

前作、スパニッシュ・アパートメントの続編で、前作よりもグザヴィエの恋愛模様を中心に、恋と結婚に重きのおかれた作品。

個人的には、前作のスパニッシュ・アパートメントよりも、このロシアン・ドールズの方が好みだった。

なぜ故に、グザヴィエはもてるのか?

実に平凡で女性関係が軽いのに、なぜかもてる。

女性の警戒心を解くような、中性的ともいえる穏やかさと、軽そうにみえない、そこそこ真面目そうな風合いなんだろうな。そして、いやらしくなく、女性との距離が近い。これは、スパニッシュ・アパートメントの時からそう。

やはり、あの距離で真面目な話ができるって、天性のモテ要素がある。


あと、気になったのは、タイトル。本編後半になってもタイトルの、ロシアン・ドールズという意味が明らかにならない。

ロシアン・ドールズっていうわりには、全くロシアン・ドールズっぽいシーンがでてこない。

と、思いきや、ラスト付近で解説してくれるのだが、「そこ?」と思わず笑った。
もちろん、テーマもあってるし、納得はできるけれども。(笑)

何はともあれ、裏返されて手渡された女性からのカードをめくるタイミングは間違えちゃいけない。めくらないでおくと、大切なカードを失くすはめになる。


あと、レズビアンのイザベラが美しかったな。