ロブ・ライナー監督は人間の成長を描くことにおいて特別な才能を持っていると思う
時に少年だったり、時に男女だったり
その才能をぶつける対象は多岐にわたる
今作の主人公は大学生の男と女
本当にこの二人は仲良くなれるんだろうかと思うほど、最初は磁石の同極同士を近づけたときのように反発しあってた二人
それでも時間を重ねてトラブルを乗り越えていくうちに「自然と」惹かれるようになる
この自然さを演出するのがロブ・ライナー監督は抜群に上手い
ラストは駆け足であっさりとはしてますが、今作が彼がメガホンを取る後々の傑作映画の礎となっていると思えば感慨深いものがあります
この映画で描かれてるジョン・キューザックのような、フットワークが軽いけど芯のしっかりある男にいつまでも憧れてしまいますね