Eamon

カラー・オブ・ハートのEamonのレビュー・感想・評価

カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)
3.8
簡単に説明すると、外国版サザエさんの世界に現実世界の兄妹が入り込んじゃう話(笑)

毎日なんの変化もなく、台本通りに過ぎてゆく世界
そこには火も、雨も、雷も、そして、トイレも存在しない。

常に台本に書かれた通りの生活を送るモノクロの人たちが
その世界には存在しなかった強い快感や、憤り、自我を覚えた時
少しずつ世界が色を帯び始める。

ありそうでなかった、ファンタジーコメディでした。

モノクロの人とカラーの人が混在する世界も視覚的に好きだったし、
色づいた人を「有色人種」として差別する様は、社会問題を風刺しているようにも思えて、なかなか感慨深い。

確かに、変化を恐れず受け入れていろんな可能性を見出していくことも大事だけど
やっぱりサザエさんは色づいて欲しくないですけどね(笑)
カツオは一生小学5年生のままでいてほしいです。(笑)
Eamon

Eamon