JackButler

太陽に灼かれてのJackButlerのレビュー・感想・評価

太陽に灼かれて(1994年製作の映画)
3.5
スターリンが独裁体制を強化し始めた頃、かつてのロシア革命の英雄コトフ大佐の家族の元に、ドミトリという青年が10年ぶりに訪ねてくる。

ドミトリはコトフの妻の昔の恋人であり、家族とも打ち解けるように生活していたが、彼が戻ったのにはある重大な理由があった。

スターリン大粛清の背景をある家族の視点で描いている。中でもミハルコフ監督の実娘である子役ナージャの無垢な存在は、片田舎の素朴で平和な暮らしとは対照的にその裏にあるソビエト共産主義の恐怖を一層引き立てるのであった。
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