このレビューはネタバレを含みます
私たちは何のために生きているのだろう、とふと疑問に思うことがあるでしょう。
それは永遠と抜け道の見えないような、いわゆる人生のどん底にいたり、あるいは来たる真っ暗な将来を想起したときかもしれません。…
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野外の場面が映画の大半を占めていて、オルミが見せたいのはまさにそこに映っている市井の人々(の生活)なのだろう。イオセリアーニに通じる様なアティチュードを感じた。
しかしそれとは裏腹に自分がこのオル…
「木靴の樹」「聖なる酔っぱらいの伝説」のオルミ監督の作品ということで観ました。
冒頭、教会の図書館の本が荒らされ、それらを釘で床に張り付けられたりとサスペンスタッチで衝撃的です。神についての暗示…
エルマンノ・オルミ監督の淡々としたヒューマンドラマ。
将来有望だったボローニャ大学の若き哲学教授は、ある日
車も服も財布(カードと現金は持参)と最小限の荷物だけで
俗世を捨て去り、崩れかかった粗…
図書館で起きた事件のシーンがインパクトあって、無惨だけど美しい。
このシーンありきでこのシーンの為だけに作られた映画のようにも見えます。
そして、その犯人はキリストさんと呼ばれるに値する「絵」にな…