【名子役と復讐の鬼】
好きなタイプの作品だったので、面白かったです。
大富豪の娘ダコタ・ファニングを守る、デンゼル・ワシントン演じるボディガード。監督はあのトニー・スコット。
これだけでご飯三杯はイケる。
前後で全く雰囲気が違うのが特徴的でした。
二人が絆を深めていく微笑ましい前半があるからこそ、後半のメキシコを舞台に繰り広げられる退廃的で血生臭い復讐劇が際立ってます。
前半は水泳を通して仲良くなっていくシーンなどが印象的でしたが、後半は普通の復讐劇という感じで、結末も特に驚きはなかったです。
拷問シーンが多いからR15指定なんだと思います……😅。
ちょっと個人的に期待しすぎた感は否めませんが、もう一押し何か光るものがあれば、『レオン』並みの傑作になったような気がします。
あと全体的に目がチカチカするような演出が多くて、少し観ていて疲れました。
トニー・スコット作品ならではの、眩いフラッシュと共にテンポよく切り替わる演出はカッコイイし好きなんですけど、今回はちょっと鑑賞の邪魔になりました。
まあ、結局一番記憶に残っているのはダコタ・ファニングですね。
彼女の演技だけでも、観る価値のある映画だと思います。
もう存在感が凄すぎるんですよ。
洗練されていて、まるでベテラン女優のよう。
本当に当時10歳?
妹も名子役でしたが、姉妹揃ってグレずに大成してくれて本当に良かった……。
ヤバい、『宇宙戦争』と『SUPER8』観たくなってきた。