ししまる

マイ・ボディガードのししまるのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
3.1
トニー・スコット監督による2004年のアクションスリラー。A・J・クィネルの「燃える男」(Man on Fire=本作の原題同)が原作。かつて米軍の対テロ部隊で暗殺の仕事をしていたジョン・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は軍の先輩レイバーン(クリストファー・ウォーケン)から、メキシコシティーの実業家の9歳の娘ピタ(ダコタ・ファニング)のボディーガードをする仕事を紹介されるが、ピタが犯罪集団に連れ去られる。実業家の顧問弁護士役にミッキー・ローク。
ハードなクライムアクションで、後半のジョンの復讐は小気味良い。ただ、ロークが出てきた時点で結末は読めてしまうが、もう一段、二段と展開があった。
本作はフィクションだが、メキシコ情勢を考えるとリアリティーがある。日本の外務省によると、メキシコ全土では組織犯罪として誘拐が横行し、身代金を目的とするビジネスとして定着。誘拐届出件数は2019年が1331件、20年826件、21年625件。ただ治安当局に届出があった件数のみで、20年の誘拐事件の届出率はわすが1.4%とされ、報復を恐れ被害者が届出をしないケースが多い。
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