とくちゃ

マイ・ボディガードのとくちゃのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
3.7
『誘拐大国メキシコでの事件』
現在でも、年間約1300件の誘拐事件が起こっているメキシコ。
その大半が犯罪組織による、身代金目的のものである。
そして、多く狙われるのは誘拐が安易かつ、親から身代金を搾取しやすい、子供である。
そんな国メキシコで、ある富裕層の子供のボディーガードに着任した、男の物語。

ストーリー構成としては、淡々と進み見やすかった。
子供と心を通わして間もなく訪れる、悲劇は見るものを悲しみに落とすものがあった。
物語を追うごとにみえる、醜い欲望とそれに対峙する男のストーリーは必見だ。

米軍従軍の後、対テロ目的で暗殺に明け暮れ自らを傷つけてきた男が、1人の少女のため銃を手にする…。
『愛する子供の誘拐…大半の親は深く哀しむだろう。しかし、少数にある親がいる。子供より早く、欲望に己の心を誘拐された親が』
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