キング 罪の王の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「キング 罪の王」に投稿された感想・評価

Aika

Aikaの感想・評価

3.4
過去を消し去り、他に家庭を作った父への息子の復讐劇。

と言っても計画していたとはとても思えない成り行きで復讐になってしまったような展開。
どんな罪を重ねても、平然と新しい環境にも馴染んでいく息子。それほど悪意を感じないのがより恐ろしい。

「懺悔して、天国に行きたい」
思いやりに欠け欺瞞に満ちていた父が、息子のその言葉を受け止められる日は来るのだろうか。

254/2016
HiNAKO

HiNAKOの感想・評価

3.2
正直よく分からなかった

でも、結局彼は
そういう人だった

自分を最後まで突き通した

うーん、
うまく言葉が見つからない
Aymi

Aymiの感想・評価

4.0
当時最高に好きだった
この雰囲気を出せるガエルにゾクゾク
久々に観たい
私は結構好きな映画。
もっとキリスト教の知識をもっていれば、より深く分かるところがあったかも知れないが、それでもアメリカの中西部なのかなあ、白人がまだまだ多数を占める田舎の、キリスト教の影響が大きい街の雰囲気は十分分かる。

ウィリアム・ハートは「蜘蛛女のキス」が自分の中で強いから、役柄がちょっと悲しかった。

ストーリー的には、ガエルが寝返る?ことなく初心を貫き通したところが好き。
途中からの急展開が衝撃だった。
話がイマイチ入ってこなかった。
主人公の表情が常に同じで、何がしたかったのか、なんに苦悩したのか結果としか見えなくて、よくわかんなかった。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.7
海軍を除隊したベルナルが会ったことの無い父親に会いに行く。父親は牧師で新しい家庭もあり、突然会いに来た彼に冷たくする。それに対しての復讐なのかなんなのか、ベルナルが腹違いの娘をたぶらかし、家族が崩壊していく。

「罪」によって「神」が破滅していくお話って事でいんだと思う。もしくは「神」によって存在を否定された「罪」の復讐劇。驚くような展開は無いけど、それでも欲しいものをちゃんと見せてくれた感じで、息子を失った喪失感から神への信仰心を無くすとこなんかは、いつもの事ながら哀れなようでちょっと笑える。人は罪を犯すし、犯した罪は懺悔したからって消えないし、神に全てを赦す力は無いんだと思う。
Amber

Amberの感想・評価

-
ガルシア・ベルナルのいい感じにクソ野郎な雰囲気は何処から漂ってるんだろうな。出てくる人出てくる人が気持ち悪くて人間臭い。田舎ゆえの閉鎖的な空間がそうさせるのか。

このレビューはネタバレを含みます

後味の悪い復讐劇。
ラストの主人公が発する”懺悔して天国へ”という一言は、ぞっとする。
罪の王は主人公なのか?父親なのか?

このレビューはネタバレを含みます

この映画のサウンドトラックの一覧がIMDBにあった。
http://www.imdb.com/title/tt0396688/soundtrack

45分くらい経ってポールをエルヴィスが殺してから、ようやく面白くなる。前半でエルヴィスが退役後何をして暮らしているか説明しているんだけど、それが長いからもっと短いと面白かったと思う。それまでは見てて退屈だったんだけど、観終わって調べると気づくことがあった。

まず冒頭で掛かる曲 (THERE'LL BE) PEACE IN THE VALLEY (FOR ME)谷間の静けさ をエルヴィス・プレスリーがカバーしていたことと、主人公の名前がエルヴィスだったことで、この二人を連想させる狙いがあったのかもしれない。

キリスト教家庭の世代ごとの変化とエルヴィスのような新しいタイプの人間が出会うとどうなるか?という考察を物語にしていると思った。

父デヴィッド、母トゥワイラ、娘マレリー、息子ポール。
この4人家族はクリスチャンで、デヴィッドは神父。信仰が強いのは、ポールが皆の前で演奏するのがクリスチャンロックで、進化論の講義を止めさせるように学校に進言するあたりからも、父親がどれだけ信仰しているかや、子供にどれだけ教え込んでいるかも分かる。
父親がキリスト教を信仰し神父になったのは、おそらくエルヴィスが生まれたからだろう。エルヴィスは娼婦とのあいだに出来た子で、結局一緒になってない。この失敗から神父を志したんだろう。
終盤に、教会に集まったみんなの前で、この失敗、この罪を告白し、エルヴィスを息子として受け入れることを宣言したのも、この失敗のときの経験があったからこそ、キリスト教の教えに従うことが自分の救いになると考えたのだろう。
でも、ポールを見ると信仰しても学校だと馬鹿にされてるようだし、自分の気持を歌っても父親に怒られたり、信仰も限界が来ている。
ポールとデヴィッドが狩りをしたり、ポールとマレリーが妹に借りの片づけをさせていたり、マレリーとデヴィッドが喧嘩するのを見ていると、子供は親に従わないものだし、家父長の関係って子供を父が支配する関係であることを示していると思う。

あと、家族とは、家族内に穴ができたら、その穴を埋めようとするものなのかもしれない。信仰に走ったり、代わりの家族を用意したり。

一方のエルヴィスは母も死んで軍隊にはいった。そして彼の聞く音楽の好み、行動から見ても彼に信仰なんて無いように思える。
車の選び方からしても、女を釣るためにしか選んで無いように思えた。ポールが選ぶのが、父にならってか大人数を運べる車にしたことからしても、そう思う。
エルヴィスは見ていてどんな人間かわからないから、彼が人を殺す理由をいろいろと想像ができる。
やってることを見ると、食べ物を見るからに金が無かったり、マレリーとやったことや、ポールを殺すのを見ても、利己的で、楽に生きるためにあの家に潜ろうとしたように思える。たぶん彼なりに合理的に生きてるのだと思う。だから、マレリーとその母を殺せるのも、信仰が無かったせいで彼に規範みたいなルールがないからだと思う。
それは、彼にそういう考えを教える母や父がいないせいだろう。

最後にエルヴィスがデヴィッドがいる協会に逃げ込むのも、結局は信仰が最後の救いになるってことなのかと思ったけど、それまでのエルヴィスの行動を顧みても信仰のない彼にそんな考えはないと思う。
デヴィッドの信仰が厚いのを見越して、彼に罪を打ち明ければ少しでも罪状が減らせると考えたからに思えた。
s

sの感想・評価

3.6
愛を求めて行った行為なのか、復讐なのか、後味は悪い。
一見、好青年に見えるエルビスの内側は無感情で冷徹でヒヤリとする。
最後の、懺悔して天国へ、というセリフが皮肉すぎる。