キング 罪の王の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「キング 罪の王」に投稿された感想・評価

MJF3106

MJF3106の感想・評価

3.0
話としては本当に救いようのない見てる方も底なし沼に浸かっていくような純粋なる悲劇。

見終えた時は二つの絶望に板挟みを喰らう。
「こいつ…最高に悪い奴だな。」という絶望と「なんでこれを俺は借りた…」という絶望の、ね。
主人公の境遇には共感を覚えるのですが・・・

どうもこの作品の描き方にはついていけませんでした。
しかし、主演のガエル・ガルシア・ベルナルと云う俳優さん。他の作品で観た事が有るのかもしれませんが、初めて印象として残りました。強烈なキャラクターですね。
15歳以下に視聴制限が入っている様ですが、当然の事と思います。私には日本のコミックの世界にもエロ・グロ・バイオレンスがきつく制限するべきと思うコミックをよく感じます。そんな事を云うと先日著作権協会のお偉いさんが反対声明を出していましたっけ・・・。そんなことまで感じました。
ゆきの

ゆきのの感想・評価

4.0
美しく儚い復讐劇。ポールを殺してからの家族の崩壊を同じ家から眺める景色はさぞよかろう。一言で言えばお父さんのご都合主義さをラストあの一言にして返すあたり秀逸だった。
とうこ

とうこの感想・評価

3.5
真綿で首を絞めるような復讐。だけどトドメをさすまで気づかせない。
74

74の感想・評価

4.4
ストーリーはドロドロ復讐劇なのに、撮り方のせい?かただただ切ない…。ラストシーンが見たくて何回もリピートしてる。
主人公のやってることは鬼畜でしかないんだけど、始終寂しそうで感情移入してしまう。懺悔すりゃなんでも許されるんかいってすっごいブーメランがお父さんの神父さんにかえってくる。懺悔して天国へ あのラストシーンは忘れられません。
不思議な温度の復讐劇。
自分を拒絶した父を家族もろともぶっつぶすという、なかなかな復讐劇なのだが、特筆すべきは映画を覆う穏やかで柔らかな雰囲気だ。あからさまに不穏な音楽だったり、演出が用いられるのはラスト10分からで、それより前は画面も明るいシーンが多いし音楽も美しい。彼は実に悍ましい手口で美しい家族を破壊していくのだが、その破壊工作に観ているものの体重が乗らないのだ。
この感覚はとても不思議で、観客はクールな目線でこの映画の不気味さと向き合うことができる。分かりやすく斬新な手法や、ドラマが待っているわけでもないのに、なんだか不思議な感覚を覚える映画。展開がちょうど良い速度で、100分ちょいというのもなかなかいい。
父が冒した昔の罪。ガルシア・ベルナルはむしろ神が使わせた罰に見える。@DVD