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病院坂の首縊りの家のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1979年東宝製作。原作は1954年『宝石』(未完の短篇)、75年から77年『野性時代』連載。角川文庫版は1978年。昭和26年、奈良県吉野市。5年前の当主愛人の首吊り自殺以来、廃墟となった旧法眼邸。そこで新たに発生した生首風鈴事件の謎を金田一が解く。緑がかった廃墟、矢継ぎ早な電話シーンの繋ぎ方など印象に残る。坂東刑事を演じる岡本信人のとぼけた演技がいい。金田一は最初から犯人が分かっている風で、草刈正雄演じる探偵好きの青年がコミックリリーフ担当。この映画の沈思黙考する石坂金田一、アンニュイで夢想家っぽくていい。
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