病院坂の首縊りの家の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「病院坂の首縊りの家」に投稿された感想・評価

itch

itchの感想・評価

5.0
久しぶりに...
シリーズの中で一番好きかも
切なくて悲しくて...
daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.3
昭和二十六年、渡米を控えた金田一耕肋は久しぶりに昔馴染の老推理作家を訪ねると、パスポート用の写真屋を紹介される。本條写真館を訪ねた金田一は、そこで、経営者の徳兵衛から、最近、誰かに狙らわれているようなので、調べて欲しいとの調査依頼を受ける。その夕、ある少女が結婚写真の撮影依頼に来た。徳兵衛の息子、直吉が撮影に案内された所は、何と、首縊りの家と呼ばれる明治から終戦直前まで繁栄した法眼病院跡だった。終戦の翌年に山内冬子という女性がこの家で縊死したのがその名の由来である。直吉はそこで、依頼に来た少女と瓜二つの花嫁とある男の写真を撮った。翌晩、また写真を撮って欲しいと同じ少女の声で電話が入り、本條父子、弟子の黙太郎、金田一が撮影現場に行くと、天井から花婿になった男の生首が縊られていた。そして、黙太郎が暗がりから逃げようとしたジャズ・コンボのギタリスト・吉沢平次を捕えた。現像された写真を見た徳兵衛は、花嫁が法眼家の娘・由香利と酷似しているのに驚く。「生首風鈴殺人事件」捜査本部が設置され、等々力警部は家主、法眼弥生、由香利、五十嵐滋、田辺光枝、死体発見者の四人、容疑者の吉沢を集めた。吉沢は花婿、花嫁は血のつながりのない山内敏男、小雪兄妹で、街はづれの空きガレージに往んでいると証言した。やがて金田一は、敏男と小雪が終戦直後に縊死した冬子の遺児であることをつきとめた。捜査本部へ小雪から遺書が届いた。「血のつながりのない兄との結婚を断ったことから争ううち、兄を刺してしまい、息絶える寸前、母を不幸な死に追い込んだ法眼家への復讐の念を燃やす兄は、自分の首を母が死んだ場所に吊るすことを遺言した。私はそれを実行し、母、兄の許に旅立つ……」といった内容だった。だが、金田一の推理通りその遺書から小雪の指紋は発見されなかった。数日後、徳兵衛が殺された。続いて、吉沢も殺された。金田一は黙太郎の協力で、法眼、五十嵐一族の複雑な系譜と恐怖の事実を発見した。弥生は十五歳のとき、母千鶴の再婚した夫、五十嵐猛蔵に犯され、子供を産んだ。猛蔵は犯している姿を、法眼家に出入りしている写真屋、徳兵衛に写真に撮らせた。そして、産んだ子は、すぐに里子に出され、冬子と名付けられるが、偶然にも、後に弥生の夫、琢也の愛人となった。弥生と琢也の間に由香利、冬子と琢也の間に小雪が産まれたのである。そして、小雪と兄の敏男は、母の復讐のために、由香利を誘拐して強制的に結婚写真を撮ったのだが、誤って由香利を殺してしまう。敏男はガラス片で自分の喉を刺して自殺を企り、小雪に首を切って法眼病院に縊るように告げて息絶えた。一人になった小雪は弥生に電話をして、由香利を殺したこと、母の冬子が弥生の娘であることを話す。最初は取乱した弥生も、小雪があまりにも自分の境遇に似ていることに同情し、彼女を由香利にすり替えることにした。そして、二人で敏男の首を縊ったのである。一方、徳兵衛は、終戦直後から、猛蔵に犯される十五歳の弥生の姿のあの写真(彼女を強請り続けていた。徳兵衛は忍耐しきれなくなった弥生に殺されたのだ。吉沢も、由香利と小雪がすり替ったことを知ってしまったために弥生に殺された。金田一が事件の謎解きを終えると、法眼家の屋根裏にひっそりと住んでいた弥生の老母、千鶴が息をひき取ったと車夫の三之助が伝えに来た。等々力警部一同は屋根裏部屋にかけ上がった。老母の周囲に集まった一同の中に、弥生の姿がなかった。弥生を捜す等々力警部と刑事たち。庭に出た金田一は、徳兵衛の暗室で見つけた写真のガラス製のカン板を石に落として割るのだった。一方、弥生は車夫の三之肋の引く車で法眼病院跡に向かった。そして、病院跡に着いて、三之助が、車のシートを開くと、舌を噛んでうっすらと血を流す弥生の姿があった……。
横溝正史のミステリー小説を映画化した、市川崑監督と石坂浩二のコンビによる金田一耕助シリーズ最終作。
法眼病院を経営する法眼家に渦巻く愛憎劇と生首風鈴事件に端を発する殺人事件を金田一耕助が解いていく展開を、近親同士の愛憎劇、欲望のために踏みにじられた女性たちの哀しみを絡めて描いているので切ない後味ですが、金田一耕助と若々しく好奇心旺盛な黙太郎との相棒関係がユーモラスな味付けをしています。
金田一耕助が珍しく自分の生い立ちについて黙太郎に語ったり、金田一が犯人の動機に繋がる証拠を隠滅したり、他の作品ではあまり見られない金田一耕助の人間性が見られるのも興味深いです。
池袋・日勝文化で鑑賞。
(『悪魔の手毬歌』との2本立て)

横溝正史原作の市川崑監督作品。
金田一耕助は、石坂浩二。

この映画シリーズは、犯人がすぐ判っちゃうのが難点か…。
犬神家と同じくらい好き。血だらけになってでてきて何事もなかったように演奏するところが特にすごい好き。桜田淳子がかわいい。
りょー

りょーの感想・評価

3.5
一番血縁図がわかりにくかった。横溝正史で始まり横溝正史で終わったのは笑える。

草刈正雄がイケメンすぎる。
シルク

シルクの感想・評価

3.5
小説の方が、俄然怖かった。
石坂浩二は、原作よりもイイ男過ぎだなぁw
草刈正雄かっこよかった。

衝撃的なシーンの連続で怖すぎ。
そのなかで紐解いていく金田一さんの姿がよかった。

坂道を下るところ、金田一さんのラストのシーン、等々力警部の発言もよかった。
NAO

NAOの感想・評価

3.4
2018.03.04 on dvd
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とにかく横溝先生の演技に衝撃
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う〜んむずい、家系図見ても理解できないぐらい血縁が複雑。明らかに、事件の舞台 1%、トリック1%、登場人物98%の練りこみで書き上げちゃった作品。見所は桜田淳子と横溝先生&奥様の演技と草刈正雄のイケメンっぷり、あと詳細な人間の溶かし方ね。

でもやっぱり事件は古い儀式が残る山奥の村とか絶海の孤島がいいな、今回 現場が身近すぎて特別感が薄い、そんな金田一 最後の事件でした。
今年、3本目

何故か金田一シリーズの中でずっと観てなかった。
石坂金田一の他の作品は2006年版のセルフリメイクの犬神家を含めすべて視聴、渥美版八ツ墓、トヨエツ版八ツ墓、西田版来たりて、鹿賀版悪霊島、中尾版本陣もすべて観てたのに、本作品だけは観てなかった。

で、実際に観たところ、市川監督が描く金田一シリーズらしさはある。
ただ、昔の話らしいなぁと思うところが多々ある。強欲な父に翻弄され(翻弄されるだけじゃなく〇〇もされちゃうが)、それが根本的な原因となり悲劇が重なっていくのだけど、例えば冬子さんの自殺の理由ってそれ?とか、ゆかりさん、こゆきさんの年齢ってどういう設定になってるの?とか、考えちゃうところがある。
全体的な雰囲気は好きだし、坂上から去る金田一なんかもいい感じなんだけど、いろいろと消化不良なところもあるのはある。
出演者はシリーズ通しで出てる人はもちろん、桜田淳子は良かったし、草刈正雄はスゲェカッコ良かった。
ズミ

ズミの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

佐久間良子の美しさよ…
ぼんやりした語りなんだが、本人役の横溝さんのあったものは壊れていくよ、その時にまた新しいもんが産まれるんだよって語りがラストにふさわしく心に残った。大滝秀治と加藤武のキュートな脇役たち、そしてやっぱり悲しい眼差しで犯人の自殺を止めない金田一、アーティスティックな死体のカット…私は大好きだ。