ずっと気にしていた作品。
やっとたどり着きました。
別れた恋人の事を引きずるあまり、眠れなくなってしまったベン。
その瞬間に時が止まる…
床に落ちたグリーピース。
シャンプーのボトル。
スーパーの目に眩しい色鮮やかな商品。
そしてモデルになる女性。
女性の身体のラインって本当に美しいと改めて実感させられる。
脱がされかけになっている服の残り方や色にもいやらしさよりも不思議とオシャレ感が強い。
まるでオブジェのように計算されている。
カフェでの落ち着いた色合いの中に柔らかくさす光。
回想シーンでの逆光の活かし方。
ファッションのさり気無いセンスの良さ。
まるで、写真集を見ている気分になるほどに、隅々まで行き届いた画面の美しさ。
しかし、そこは流石のイギリス映画。
洒落た笑いが入って、これがまた良い。
店長や同僚達、特にブライアンにはかなり笑わせてもらいました。
ラストには釈然としないところもちょっとあるけど、あの美しさの前には何も言えないです(*^ω^*)