momoka

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟のmomokaのレビュー・感想・評価

3.9
明日はクリスマスイヴということで…🎄❄
フォロワーの皆さんのレビューを拝読して気になっていたこちらを鑑賞してみた。

サンタさんが妄想狂とみなされて、裁判にかけられてしまうというお話。字面だけ読むとシリアスなのかと感じてしまうかもしれないが、そんなことはなく、とても心が温まった。

「クリスマスは気持ちだ」
大人になるとどうしても現実的にしか物事をみれなくなってしまうものだ。サンタさんなんて存在しないし、クリスマスだって特にいつもと変わらない一日じゃないかと思ってしまったりもする。
しかし、本作を観て、そんな常識や硬い考えをたまには取り払ってもいいよなって気持ちになった。クリスマスを幸福な日かどうか位置づけるかは結局のところ自分次第。

信じていれば、常識は問題じゃないと本作で語られていたように、時としては夢見ることも大切なのかもしれないと感じた。信じる者は救われるじゃないけども…。何事も信じるという行為には強さが伴う。例え、信じていたことがうまくいかなくてもそれを自分の中でしっかり受け止めて前に進むことができる人でありたいな。

単にハッピーなクリスマスを描いた作品ももちろん素敵であるが、何か大切なことを考えさせられるような本作はとても好みだった。ハッピーエンドなので、鑑賞後も幸せな気持ちに包まれると思う。小さなお子さんよりも、ある程度大きくなったお子さんを持つ家庭や、恋人、もちろん大人が一人でじっくりお話を味わうのもオススメ◎

個人的には、サンタさんと一緒にお猿さんのマネをするスーザンがとてつもなく可愛かったです🤍
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