NoAceJustYou

隣の家の少女のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

隣の家の少女(2007年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

2022/06/27鑑賞。43点。

・お泊まり会について家族会議してる時のヤリチンパパ援軍ぐらいしかホッコリするところがない
・パパが町の半分の女とセックスした設定は必要なのか?
・傷口をタバコで焼く処置
・最後に何をやるかが大事

〈あらすじ・ネタバレあり〉
社会的成功を収めたデヴィッド・モランは、少年時代に起きたある出来事を酷く後悔していた。
そのことを思い出しては生きることに苦しむが、自殺をしようとまでは思えない。そして、その過去を誰にも話したことはない。

時は30年前に遡り、1950年代のニュージャージ州の田舎町。
当時12歳だったデヴィッドの隣家であるチャンドラー家に、メグと足の不自由な妹・スーザンが引っ越してくる。
メグとスーザンは両親を自動車交通事故で失っており、親戚であるルースが預かることになった。

ルースは夫に逃げられて息子たちを1人で育てており、そこにメグとスーザンが来たことがストレスだった。
ルースは姉妹を日常的に虐待し、メグはジェニングス巡査にSOSを出す。しかし、ジェニングスがルースに聞き込みに行ったためメグが相談したことがバレる。
聞き込みをうまく立ち回ったルースは、我が子やデヴィット、メグの目の前でスーザンを折檻する。
ショックを受けるデヴィッドに対してルースは、「折檻は家庭内のことだから誰にも話すな」と警告して解放する。

デヴィッドは父親に「女を殴ることは許されるのか?」と質問するが、返ってきた答えは「女だろうが男だろうが、厄介ごとに自分から首を突っ込むな」。

そんな中、デヴィッドはルースの家のお泊まり会に参加することに。最初は楽しいお泊まり会にだったが、夜になるとルースがデヴィッドを含む子供たちを連れて地下室に向かう。
地下室には両手首を縛られて吊るされたメグがおり、少しでも反抗すればスーザンが痛みつけられる。

メグは食事や飲み物を抜かれて衰弱。ルースの子どもにレイプされた後腹にナイフで文字を刻まれ、最後に女性器を焼かれる。

実はメグには1度だけ逃げるチャンスがあったのに、スーザンを置いていくことができなかった。
スーザンを連れて逃げようとしたが、衰弱していた彼女は力尽きてしまい、ルースに捕まったのだった。

そのことを知ったデヴィッドは、地下室でボヤ騒ぎを起こすことで警察が駆けつけるよう仕組む。デヴィッドの狙い通り、ジェニングスがチャンドラー宅に踏み込み、ルースの子どもたちは逮捕・スーザンは保護される。

スーザンが保護されたと知ったメグは安心し、「ルースが奪った母の指輪を取り返して」とデヴィッドに頼む。
デヴィッドが指輪を持ってくるとメグは、「全て悪い夢だと思ってた。その夢にデヴィッドもいた。でも今目覚めたと思ったら、もうあなたはいなくなってしまった」
メグの最期の言葉だった。

デヴィッドは、ボヤ騒ぎを起こす過程でルースを松葉杖で殴り殺していたが、ジェニングスは見逃すことにする。

少年時代のことを思い出し酒を浴びるように飲むデヴィッド。苦しくても生き続けるのは、かつてメグが言っていた「最後に何をやるかが大事」という言葉があるから。過去に囚われながら生きることがメグへの贖罪だと彼は信じていた。
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