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アダムス・ファミリー2のRのネタバレレビュー・内容・結末

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

自宅で友人1人と。

1993年のアメリカの作品。

監督は「メン・イン・ブラック」シリーズのバリー・ソネンフェルド。

あらすじ

冬のクリスマスの時期に新しい赤ちゃんピューパートが生まれたアダムス一家。しかし、迷信深い長女のウェンズデー(クリスティーナ・リッチ「別れる前にしておくべき10のこと」)や長男のパグズリー(ジミー・ワークマン「キッチン・ウォーズ/彼女の恋は五つ星」)に殺害されそうになってしまう。心配したアダムス一家の主人ゴメズ(ラウル・ジュリア「ストリートファイター」)はベビーシッターにデビー(ジョーン・キューザック「トイストーリー4」)という女性を雇うが、彼女はゴメズの兄フェスター(クリストファー・ロイド「キリング・タウン 殺人鬼が潜む町」)の財産を狙う連続殺人鬼だった。

Netflixにて。

現在フルCGアニメーション作品も公開中の本作をチョイス。

いやぁ、やっぱ面白かった。

1はここ何年かで改めて観直したんだけど、幼少時の記憶だと確か2の方が面白かった印象があって、この度観直すとやっぱり個人的には2の方が好き。

今作ではアダムスファミリーに末っ子のピューパートが登場(赤ちゃんなのに既に口髭がある笑)、そのピューパートを軸にそのベビーシッターとして潜入するが、実は結婚詐欺師で連続殺人鬼のデビーとフェスターのお話とデビーの策略によって、よりにもよって一生行きそうになかったサマーキャンプに連れて行かれるウェンディとパグズリーのお話の2パートでお話しが展開される。

デビーとフェスターのパートは一刻も早くこの世から消し去りたいデビーとそんな想いはいざ知らず一途にデビーを愛そうとするフェスターのお互いのギャップが面白い。

加えて、改めて観ると意外と内容がアダルトで具体的に「セックス」というワードも飛び出すし、童貞のフェスターがデビーとの初夜を迎えるまでの一連の流れも直接的にはないにせよ描写されるので、イメージとして子ども向けかと思いきや、ここら辺は親子で観ると気まずい想いをしそうだ笑。

また、サマーキャンプのシーンは逆にキャンプで知り合うジョエル(デヴィッド・クラムホルツ「バスターのバラード」)とウェンディのほのかな純愛が描かれる対比が良い。いつもの感じで無愛想なウェンディに一目惚れしたジョエルがそれでも行動を共にする中でやがて絆が芽生え、エリートチームとの全面戦争を通して、遂にフェンス越しにキスするシーンはなんともロマンチックだった。

また、ここではキャンプ側の洗脳(ディズニー映画を一気見させられる拷問笑)によって、それまで一切笑わなかったウェンディが遂に見せる満面の笑みの美しさよ。それまでのキャラクターのギャップがあるからか、そのありがたみも相まって忘れられないスマイルになった。

そんな感じで割とヤングとアダルトの違いはあれどロマンス多めの内容だったけど、そのままめでたしめでたしで終わると思いきや、ちゃんと最後は「らしく」終わるところも良い。

オリジナルシリーズとしてはこれで終わりっぽいけど、もっと続編やって欲しかったなぁ。

これからくるハロウィーンにぴったりの作品👍
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