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百万円と苦虫女のnnn1909のネタバレレビュー・内容・結末

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

鈴子(蒼井優)は短大卒業後、就職に失敗し、レストランでバイトをしていた。ある日友人からルームシェアを持ちかけられ、一緒に暮らす事に。しかし、その友人が鈴子に黙って、彼氏も同居させることに。しかし、二人は別れ鈴子とその男が残された。ある日、鈴子が捨てられた子猫を拾い飼っていたが、鈴子の留守中にその男が子猫を捨てたことで、鈴子は怒り、男の荷物を部屋から全部出すと、それを警察沙汰にされ、刑務所へ。出所後、団地の実家に戻るも、ご馳走が並べられたテーブルで、腫れ物に触るように接する両親と前科者になった姉を疎ましく思う弟に向って、「100万円貯まったら出て行きます!」と宣言する。


百万円と苦虫女のあらすじ2

鈴子は仕事を掛け持ちし、100万円を貯めた。そして、海辺の町に住むことに。借りた部屋にまず取り付けたのは、自分でミシンをかけて作ったカーテン。荷物は最低限の物しかなかった。早速海の家でのバイトを始める。カキ氷作りの才能を認められ、順調に過ごしていた。海に遊びに来た地元の青年ユウキ(竹財輝之助)にナンパされつきまとわれていたが、100万円貯まったら次の場所に引っ越すと決めていた鈴子は海辺の街を後にする。

百万円と苦虫女のあらすじ3

次にたどり着いたのは、山間部の村。ふらっと寄った喫茶店のマスター(笹野高史)に桃農家を紹介され住み込みで働く事に。女性慣れはしてないが心優しい晴夫(ピエール瀧)と同じく優しい母親(佐々木すみ江)に迎えられ新しい生活が始まった。桃の扱いを褒められ仕事は順調だった。しかし、仕事を紹介してくれたマスターから、村興しのための“桃娘”を頼まれたが、自分は前科者である事を告げ断わる。居づらくなった鈴子は村を後にした。


百万円と苦虫女の結末

次にたどり着いたのは、東京からほど近い地方都市。ホームセンターで働き始めた鈴子は先輩店員の中島(森山未來)にお茶に誘われた。心を許した鈴子は自分が前科者になったこと、100万円貯まったら次の場所に引っ越す事を打ち明けた。そして、二人は付き合い始め、幸せな日々が過ぎた。しかし、鈴子の貯金が100万円に近づくと、中島は金の無心をする様になった。中島は本当は鈴子に町を出て行って欲しくなくてしていたことだったが、鈴子は分からず、不信感を募らせ、中島に別れを告げる。その夜、弟から手紙が届き、いじめっ子に立ち向かったことが書かれてあり、鈴子は涙した。そして気持ちを新たに、この町を後にしようと駅に向かった。しかし中島が追いかけていたことには気付かないまま、新たな場所に旅立ったのだった。
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