こじこじ

百万円と苦虫女のこじこじのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.9
アンニュイな感じがかわいい。私も、誰も私のことを知らない街で暮らしたいって思ってるし、なんとなく自分探ししたくない気持ちもすごくわかる。鈴子は100万円貯まったら居なくなっちゃう幻みたいな儚い存在だけど、そういう人に執着せず1人をかっこよく生きてる人って惹きつけられる。誰かの記憶に残る、手が届きそうで届かない、思い出される人でありたい。最後のシーン、よくある映画の奇跡みたいなことが起こらなかったのもこの映画らしくてすき、、