初めて観た大島渚映画!
今の時代だとvomicっていう声優が声を入れた漫画があるから、若い人とかはあまり驚かないだろうけど、当時にしてはとっても斬新な手法だったんだろうな。
漫画だけでこんなに長時間持てるのかなって不安になったけど、なにしろ漫画の原作が良い!さらにその情熱を大島渚監督が映すんだからさらに良い!素敵!
厳しい戦国の世に貪欲に必死に生きる者たち。戦い、恋をして、血と涙を流す者たち。白と黒の画面の中で派手に残酷に映し出されている。漫画という平面世界の中でリアリティが呼吸をしてる!日本映画として充分通用されるけど、なんで知名度が低めなのかが謎。
ちょっと難しいなーと思ったのが、途中で挟まれる登場人物たちの外伝。
外伝があることで話全体にも深みが出たけど、出すタイミングが少し不自然な気がした。
現代の日本映画にこの形式の作品は通用するのかな。
もし出たとしても、この作品を超えるには相当の努力と情熱が必要な気がする。