ベビーパウダー山崎

42丁目のワーニャのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

42丁目のワーニャ(1994年製作の映画)
3.0
なにもないつまらない人たちが半端に希望を持ってしまった挙句、後悔と苦しみに耐えながら生き続けることになる。報われない満たされない絶望の作家チェーホフは大好きだけど、二時間映画的なひねりもなく「ワーニャ伯父さん」の舞台を始めから終わりまでただ撮っているだけで驚いた。これがルイ・マルの遺作と言われてもピンとこない(特別好きな作家でもない)。