じょり

バニシング・ポイントのじょりのレビュー・感想・評価

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)
4.5
①セリフがなくても一般住民は顔で語ってる度 128%
②陽気さと自由への魂を持ち合わすDJスーパー・ソウルのような、昨今の閉塞感に立ち向かえるマスコミ待望度 96%
③本作のもたらす「毒をもって毒を制す」のような「モヤモヤをもってモヤモヤを蹴散らす」独特なリフレッシュ度 99%

基本的に車を運ぶだけのはずだったコワルスキーが気の毒でしょうがないです^^;

雰囲気が素晴らしい!警官など人物のアップや遠くに車が見えるロングショットなど絵的に奥行きがあり、見ている者を鑑賞者から目撃者に変える作り。1度も発砲がなくても漂う緊張感と挿話やトラブルなどのリラックスシーンの良いバランス◎

ラストの各人の立ち振る舞いと表情を眺めていると、コワルスキー・警察官・住民全員・そして見ている我々もみんな大差ないんですよ。こうなったのもみんな何かに縛られてるというか、楽だから自ら束縛を望んで権力や慣習に従い、結果として軋轢や衝突が生まれているのではないかと思わざるを得ません。自由とは何か、オレたちは何に向かってるのか?なんて考え始めさせられました。

仕事が忙しすぎてレビューも何を書いてるのか分からない感じですね(笑)失礼しました😪
じょり

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