映画の味方あっつマン

バニシング・ポイントの映画の味方あっつマンのレビュー・感想・評価

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)
3.7
車の陸送をやっている男コワルスキー。ある日、バーの店主と、デンバーからサンフランシスコまで15時間で車を陸送する賭けに応じた彼は、警官の追跡を振り切り、時速200キロで車を爆走させる。地方ラジオ局の盲目の黒人DJ・スーパー・ソウルに放送され、他愛のない賭けは思わぬ大騒動へと発展していく——。

15時間でデンバーからサンフランシスコにたどり着くために車を爆走させる。目的はいたってシンプル。

追跡してくる警察を振り切り、挑んで来るドライバーをぶっちぎり、立ちはだかる障害を乗り越え、車を走らせる。それだけの映画だが、それだけだからこそ、素晴らしい。

盲目の黒人DJ・スーパー・ソウルをはじめ、コワルスキーを応援する人が増えていくのも、小気味よい。

最後はアメリカンニューシネマらしい終わり方だった。