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グッドモーニング・バビロン!のkyonのレビュー・感想・評価

3.5
グリフィスの『イントレランス』のバビロン篇の巨大な象を作ったイタリア人兄弟の物語。

イタリア映画だけど、当時の世界の雰囲気やハリウッドの立ち位置なども相互的に見れて面白い。

どこまで史実に基づいてるかはわからないけど、確かにグリフィスがイタリア映画の『カビリア』を観て、『イントレランス』製作に踏み切ったっていうところは聞いたことあるなとか、グリフィスの描かれ方がイケメンすぎた笑


でも前作の『国民の創生』で人種差別的だと非難されたグリフィスがちょうど第一次世界大戦のタイミングで『イントレランス』で、まさに反戦メッセージ(人類はこれまであらゆる不寛容の末に悲劇を起こしてきた)を作品を通して描いたのは印象的だし、さらにヒットしなかったこともなんだか切ない。

イタリア映画観て毎回思うのはその質感の豊かさが良いなということ。衣装も毎回思う。スーツやドレス、役者が纏うあらゆる衣装がすごく生地感から色彩感、サイジング的にも上質に見える。

ヨーロッパの作品を観るとよく感じるんだけど、画面の質感は大切だよなぁ。

いつでもどこでも平等、だった兄弟が時を経るにつれてずれてきて、それぞれの人生を歩んでいく展開がベタだけど妙に心に残った。