グッドモーニング・バビロン!の作品情報・感想・評価

「グッドモーニング・バビロン!」に投稿された感想・評価

kyon

kyonの感想・評価

3.5
グリフィスの『イントレランス』のバビロン篇の巨大な象を作ったイタリア人兄弟の物語。

イタリア映画だけど、当時の世界の雰囲気やハリウッドの立ち位置なども相互的に見れて面白い。

どこまで史実に基づいてるかはわからないけど、確かにグリフィスがイタリア映画の『カビリア』を観て、『イントレランス』製作に踏み切ったっていうところは聞いたことあるなとか、グリフィスの描かれ方がイケメンすぎた笑


でも前作の『国民の創生』で人種差別的だと非難されたグリフィスがちょうど第一次世界大戦のタイミングで『イントレランス』で、まさに反戦メッセージ(人類はこれまであらゆる不寛容の末に悲劇を起こしてきた)を作品を通して描いたのは印象的だし、さらにヒットしなかったこともなんだか切ない。

イタリア映画観て毎回思うのはその質感の豊かさが良いなということ。衣装も毎回思う。スーツやドレス、役者が纏うあらゆる衣装がすごく生地感から色彩感、サイジング的にも上質に見える。

ヨーロッパの作品を観るとよく感じるんだけど、画面の質感は大切だよなぁ。

いつでもどこでも平等、だった兄弟が時を経るにつれてずれてきて、それぞれの人生を歩んでいく展開がベタだけど妙に心に残った。
映画にまつわる二人の人生をたどる映画。
映画ってこうやって作っでたんだなぁ。
セットもカメラもみんなみんなすごい仕掛けで。映画好きな熱が感じられて自分も好きな映画だった。長いけど。
hagy

hagyの感想・評価

3.5
もうパッケージが素晴らしすぎん...?
さほどスケールは大きくないものの、イタリア人兄弟を通じて描いたゆるめ人生賛歌
監督はパルムドール受賞『父、パードレ・パドローネ』のタヴィアーニ兄弟


実際にハリウッド映画のセットを担当したイタリア職人が元のようです。
なんと言っても見所は、森の中で造られる巨大象!圧巻です👏
僕らの仕事だ、
そう誇らしげに見せるあの感じ、舞台や映画経験者ならガッツポーズなはず
映画の撮影現場で繰り広げられるこの米伊折衷な物語は、舞台セットや照明、衣装、建築などなど興味のある人はきっと楽しめます


彼らの生活信条とも言える“平等”がキーポイント。
聖堂の神聖さも映画の娯楽性も、その性質は異なれど、芸術という点において平等であるなぁとなんとも私は感慨深くなりました。


人生のハイライトには、きっと尊厳と尊重と笑顔があって、なんとも美しいじゃない
おぐり

おぐりの感想・評価

4.6
この頃の グレタ・スカッキちゃん 輝いてたね。名前は イタリアン、母語は イギリス
Seba

Sebaの感想・評価

-
熱く、温かい。
同年代に撮られたヌオボチネマパラディソと同じような
早くイントレランス見ないとって思った。
初見。字幕。
本作の主人公である2人の兄弟、職業は建築家で良いのかな?故郷であるイタリアを離れ建築家としての大きな夢を追いかけるためアメリカへ渡る。

この兄弟はまさしく運命共同体の関係。同じ仕事をして同じ所に住んでおり、互いに女性と恋に落ちるタイミングも一緒という徹底ぶりである。互いに協力し合い苦難を乗り越えハリウッドの映画製作という現場で盤石の地位を築くまでに至る。サイレント主流であろうこの時代ならではの映画のセットや製作者のやり取りが懐かしさを感じさせる。この時代を直接体感してるわけでは当然ないが、しみじみした何とも不思議な気持ちを呼び起こしてくれる。

そんな兄弟もある悲しい出来事をきっかけに仲が悪くなってしまう。それまであまりにも同じ運命を辿り過ぎていたからこそ起こってしまった悲劇とも言える。そこに追い打ちをかけるように戦争が勃発。非常に切ない運命です。
k

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3.7
温かみのある綺麗な映画。
雰囲気がなんとも好きな感じ。

イタリア人の誇りと愛国心が素晴らしいな。
言葉選びもいちいちおしゃれで森でのラブシーンなんて最高。

ラストは端折った感否めないが、
二人がまた会えた事に感謝。

D.W.グリフィスか、
まだまだ知らない映画が沢山あるな。
全編映画へのオマージュ。グリフィスの「イントレランス」の巨大セットに携わったイタリア人兄弟の話。運なるかな命なるかな、それを運命と言う。
実際に近くで生演奏させながら撮影するとか、大きな装置を使って太陽の光をスタジオに差し込ませるとか、大規模なセットだとか、現代となっては信じられないような映画の現場の数々が面白い。

ラストのカメラを回すシーンは圧巻。愛や友情がハリウッドという場所で勝利するも、現実の世界では脆いものだというやるせなさ、それでも希望を感じられる物語。
kyota

kyotaの感想・評価

4.0
※記録(VHS)
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