yujishibasaki

Endless Waltz エンドレス・ワルツのyujishibasakiのレビュー・感想・評価

1.0
60〜70年代を彩った、阿部薫こそが極北であり「芸術」の臨界を捉えた存在とされたのであろう、あの時代のあり方へのレクイエムとしても、あまりに低質で類型的。

暴力を表現主義の媒介物として(反省的なふりをして意外とすんなりと)描いてしまう、その前時代性には、物理的にも吐き気を催す。今反省されるべき「政治的」「芸術的」な物事に付随する屑の全てが出揃ってしまっている。

若松孝二の政治意識、芸術観は、やっぱり中学一年生。

天才町田康の可哀想なキャリアの1ページ記憶されるべき映画。
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