今回の雷蔵祭では珍しい痛快娯楽時代劇。雷さまが粋な江戸っ子役で、女装での立ち回りも披露する。
大きいセットを使った3つの立ち回りが印象的で、特にクライマックスの立ち回りに至る部分は、決めゼリフを使ったり、争っていた人たちが力を合わせたりと、盛り上げ方がうまい。お嬢と、お坊・和尚の2組に分かれて戦っていて、お嬢を写していたカメラが横に動くと、お坊・和尚が戦っているのが見え、合流する場面が良かった。
調べてみたけど、歌舞伎の三人吉三とは設定が同じで、ストーリーは違い、クライマックスの木戸が閉ざされるのと、半鐘を鳴らす所は同じよう。
「市川雷蔵祭」