ずっと観たかった作品の初鑑賞。
冒頭から戦争の残酷さ、罪深さが重くのしかかってきて苦しくなる。愛する人への一途な思いが悲劇を招く結末がやるせない。
エンドロールに流れるシャンソンを聴きながら、これが…
【思い出の作品】
映画から何かを学んだとか、教えてもらったという人は少なくないと思うが、僕はこの「サン・スーシの女」に助けてもらったという思い出がある。
大学のゼミには入ゼミのために試験があっ…
一人二役にする必要はないだろう。近親相姦的な背徳を窺わせるが、ロマンスが前景化する話でもない以上、妻が添え物のような存在に感じられ、なんとも居心地が悪い。
法廷での拍手やカフェでの称賛、その後の悲…
いや、ダメでしょう、ってなった。話は違うけど若干タイムリーで某国元首相を射殺した彼が今まで大変だったわね…と執行猶予つけられシャバに出た後誰かに殺されるらしい話。いやダメでしょ普通に、いくらナチスが…
>>続きを読むロミー・シュナイダーの遺作。
(マックスの妻役とエルザ役の一人二役)
人権侵害撲滅運動団体の代表のマックスが、対面したパラグアイ大使を銃殺。
その裁判の中でマックスの過去が紐解かれる。
ユダヤ…
ロミー、シュナイダーの遺作。
復讐劇なれど、悲しみが先に立って、爽快感はありません。
ロミーはアラン、ドロンと結婚寸前だったのに、捨てられた。
愛息に先立たれ、とにかく悲劇がつきまとった。
彼女の葬…
ジャック・ルーフィオ監督作。
ブニュエルの『昼顔』(67)やメルヴィルの『影の軍隊』(69)の原作者として知られるフランス人作家:ジョゼフ・ケッセルによる1936年発表の小説「La Passant…