旦那さんの奥さんに対するまっすぐな想いを讃えたくなるが、おいそれとはできない方法を選ぶ。
幾たびの脱獄を成功させて伝説の人となっている人物(リーアムニーソン)に会いに行って、脱獄の覚悟を諭される主人公。
犯罪を犯す覚悟
良心を捨てる覚悟
子供から両親を奪う覚悟
他にもキリがないほどいろんなことを考えただろう。
それも、独りきり、愛する人にも言えず。
ドン・キホーテの詩節の解釈を変え、奥さんの冤罪を信じて、自分だけの現実を作る。
脱獄しかない。
結果は、ハッピーエンドとは呼べないだろう。
そこが客観的な生々しい現実であり、またハッピーになってほしいと思うにところ。