シークレット・サンシャインの作品情報・感想・評価

「シークレット・サンシャイン」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

4.3
なんだろうこの全体に漂うミヒャエル・ハネケ臭は……不勉強にして韓国のキリスト教の影響力の大きさとかそういうものを知らずに観てしまったので、調べてみて恥じさせられたことを告白しておく。このようなある種キリスト教に真っ向から対決するような映画を撮った勇気は賞賛に値する。とは言え、妙な力みを感じないというかお話自体は淡々と進んで行く。ドキュメンタリー映画的というか……回想シーンを特に挟むこともなく、わざとらしい過剰な演出もなく、なんとなく「厭な空気」を全体に漂わせているあたりがそっくりなような気がしたのだ。まあ、私の映画に関する知識は本当に乏しいのでアテにしないで読んで欲しいのだけれど……ハネケほど極端なロングショットも長回しも使っていないので、これに関してはいつもながら頓珍漢なことを書いてしまっているかもしれない。韓国映画には疎いのでこれからもっと勉強しようと思った次第。力作。好きにはなれないけれど。
ひゴル

ひゴルの感想・評価

5.0
心機一転、死んだ夫の故郷に移り住んで幼い息子と新しい人生の再出発をかけるのだが...

チョンドヨンの演技が神がかってる。

信仰とは?キリスト教への問題提起に挑んだイチャンドン監督の問題作。

ソンガンホのチャラさが良いアクセントになって映画の重苦しさを緩和してくれるのも良い。

オアシスと並ぶ大傑作。
クレミ

クレミの感想・評価

3.8
自分自身の価値への執着、欺瞞、行き場のない苦しみ、憎悪。

彼女が信じていたのは神でも人間でも夫でも息子でもなく、この世界の中で自分は特別な存在できっといつか幸せになれるという自分自身にあるはずの価値。それなのに彼女が選択するのはいつも、自分だけを愛してはくれない夫、くだらない見栄と嘘、救いなどしてくれない信仰、許せるはずがない犯人との対峙。

分かる、気持ちはすごく分かる。だって人生は一度きりしか無い、だから幸せになりたい、プライドだってある、他人より幸せになれるはずって思う。しかしその期待が裏切られ何もかも奪われた時、何を抱えて生きていけばよいのだろうか。

それに対してシネにつきまとう社長は、その場その場で輝くものに意味を見出せる人間。だらこそ余計にシネには受け入れがたい存在なのかもしれない。

イ・チャンドン作品2本目で思ったのは、テーマは倫理や人の生き方・本質にかなり踏み込んで挑戦的なのに対して、構造や主題的にはわりとシンプルで分かりやすいものを撮る人だなということ。エグいものをエグみそのままに切り取ってくるので、わりとぐったりです。
居た!
薄幸の女を演じるなら〜

木村多江さん
池脇千鶴さん
もそうだけど、

チョン・ドヨン
彼女もそうなんだ。

う〜ん、こいつは辛い
その辛いがお見事でした。

そして、非イケメン枠にして
幾多の注目作に出演は
ソン・ガンホ
今作では、重くて辛い話に軽やかさを加えるナイスな男の役でした。
(う〜ん、その可愛げが中々好くてね。)

ソンさんでは、2017年11月の今公開中の〝密偵〟も見ておきたいなぁ〜
(o^^o)
ゆき

ゆきの感想・評価

3.6
複雑な人の心は、簡単に人を許すことはできない。たとえ神が赦したとしても。

苦しんで荒んだ心は、隠れた陽の光を見つけることが難しい。しかし、光は常に注がれている。
Annikki

Annikkiの感想・評価

3.4
大好きな、イ・チャンドン監督作品に、ソン・ガンホが出ている。
最初は、チャラいオッサンが、息子を亡くした若い女性に近づいているだけかと思っていたけど、生きる光を無くして、妄信的に、信仰宗教にのめり込んでいく彼女を、気持ち悪がらずに、献身的に支える、良い距離感で支える姿に感動した。

長いけど、ラストまで見たら、シークレットサンシャインの意味が分かる。

平淡なストーリーだけど。
nanao

nanaoの感想・評価

3.7
ジャケ写の社長がやけにイケメン風。信仰って何なんだろうな。
SOR

SORの感想・評価

2.8
記録
評価するのが難しい作品でした。

「許し」それがこれほど重いものとは。
家族を失いキリスト教に入信し救われるはずだっが。。

もう終盤の主人公の行動が怖い。
最後はバッドエンドで終わるのかと思いきやほっこり終わるとこが救い。
彼女を本当に救ったのはあの社長だったりするのだろうか。
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