あき

THE WAVE ウェイヴのあきのネタバレレビュー・内容・結末

THE WAVE ウェイヴ(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

1969年の米、とある高校で実際に行われた恐ろしい実習授業をドイツが映画化。

授業のテーマは「無政府主義」と「独裁」
独裁政治と言っても、現代の高校生達には実感がイマイチ。そこで教師が独裁者役になって、生徒達に全体主義を体感してもらう授業を行う。

厳しい規律を与えられた生徒達は自由や個性を奪われますが、代わりに平等と団結力を得て楽しそうです。自発的に制服や組織名、敬礼まで作ってしまいます。
やがて組織のメンバーである事に優越感情を持ち出し、組織外の人間を排除し始めます。

結末が予測出来るからこそ、終始ハラハラしながら観てました。
教材(?)にしても良いくらいの、分かりやすく良くできた作品。

このての帰属・従属欲求からくる悲劇って、会社や何らかの組織内では日常的に起こってる気がします。
あき

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