ロアー

リスキーブライド/狼たちの絆のロアーのレビュー・感想・評価

3.0
そう言えばショーン・パトリック・フラナリー好きだったなとふと思い出し、思わずDVD買ってしまった作品(当時は確かVHSで観た)。

ラブコメに分類されてたりもしたけど、サブタイトルから察せられるようにそうじゃない。ツッコミどころが多すぎてまるで追いつかないマイナー映画。

ハムレットの台詞を引用する義賊強盗やヘリやバスでの大逃走劇、父と子の確執、友の犠牲、そして文字通りのランナウェイブライド(逃げる花嫁)や「明日に向かって撃て!」
実際、この壮大そうなテーマやシーンが全て入ってるので一見するとかっこよさそうな作品なんだけど、残念ながら何かが違う。

全体通して「結局何がしたかったの?」とか「それでいいの?」とツッコミ入れたくなったりするので、かっこつけたいシーンも台詞もどこか唐突過ぎて浮いちゃってる。

ただ、観てると監督がやりたかったことは全てやりきったんじゃないかと思えるので、ある意味清々しく、何となく嫌いにはなれない映画。
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