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11人のカウボーイのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

11人のカウボーイ(1971年製作の映画)
3.0
初老のジョン・ウェインが、牛追い(キャトル・ドライブ)のために雇った少年たちにカウボーイとしての生き様を体現してみせる西部劇。
製作・監督はマーク・ライデル。
音楽はジョン・ウィリアムス。
原題:The Cowboys (1971)

牧場主のウィル・アンダーセン(ジョン・ウェイン)は、1500頭の牛を400マイル(約600キロ)離れたベルフーシュの町まで運ぼうとしていたが、近くで砂金が発見されカウボーイの若者たちがみんな金探しに出かけてしまい、やむなくまだ学校に通う少年達たち10名を夏休期間中、金を払って雇うことにする。
ジェベダイア・ナイトリンガー(ロスコー・リー・ブラウン)という予定外の黒人コツクもやってきて、一通りの訓練をした後、家族に見送られて一行は出発する。
やがて、一悶着あった(インディアンとの)混血の少年シマロンCimarron(A・マルティネス)も加わることに。
ところが、刑務所から出たばかりのならず者ワッツ/ロング・ヘアー(ブルース・ダーン)とその仲間の三人が、牛を略奪するため、密かに追走していた…。

~学校に通う少年カウボーイ~
・Singing Fats:太っちょ(アルフレッド・バーカー Jr.)
・Four Eyes:四つ目/眼鏡の少年(ニコラス・ビューヴィ)
・Steve:スティーブ(スティーヴ・ベネディクト)
・Slim Honeycutt:スリム(ロバート・キャラダイン)
・Weedy:ウーディ(ノーマン・ハウエル Jr.)
・Charlie Schwartz:チャーリー/ユダヤ人の少年(スティーブン・フーディス)
・Stuttering Bob:ボブ/吃音の少年(ショーン・ケリー)
・Hardy Fimps:ハーディ/最年少の少年(クレイ・オブライエン)
・Jimmy Phillips(サム・オブライエン)
・Homer Weems(マイク・ピアット)

~他の登場人物~
・ウィルの妻アニー(サラ・カニンガム)
・女教師エレン(アリン・アン・マクレリー)
・娼婦の元締めケイト(コリーン・デューハースト)

「過去は問わないが、ウソは嫌いだ」

男の子2人を亡くしているジョン・ウェインが孫のような子どもたちを一人前に成長させるお話だが、後半、あることが起こり少年たちは銃を使うことになる。
少年の成長と銃の使用が根元的に結びついていることにアメリカ社会の現状が見える。
なお、ギターでヴィヴァルディが奏でられます。
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