どろがめ

ヒストリー・オブ・バイオレンスのどろがめのレビュー・感想・評価

4.3
優しいお父さんが実は…というプロットだけみると「Mr.ノーバディ」のような「舐めてた相手が殺人マシーンでした」ムービー。
しかしノーバディが痛快アクションに振っているのに対し、本作は過去が目の前に現れた時、自身や家族は…?というテーマで、よくあるジャンル映画に対して現実的な切り口で展開した作品なのかなという印象。

良かった点として全体としてかなり静的な映画なので、要所で出現するバイオレンスアクションがかなり効く。また、トムは優しいお父さんっていう印象だったのにジョーイの時に見せる表情がかなり怖かった。ヴィゴモーテンセンすげえ。
このようにトムとジョーイの使い分けが非常にうまい映画だなと思った。