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ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホームのmp96のレビュー・感想・評価

5.0
ラッキーなことにNHKで鑑賞。

今も渋くてセクシーだけど、若い頃のボブディランてスーパーキュートでハンサムだ。悪戯っぽい表情と、若い未熟な表情の奥に自分の中の世界と世の中の評価の違いを見つめて少し戸惑っているような表情が垣間見れるところが、荒削りだけど魅力的。記者からの質問や、エゴイスティックなファンの対応に、独自のユーモアで切り返しているところがたまりませんね。
記者も転がされてるような空気。
後半の、僕の曲聞いたことないのに?っていうやりとりが何とも言えないなぁ。
売れっ子になった、スターにはある光景なのかなぁなんて。
当時のボブディランの人気と、社会や周りが評価するボブディランと、ボブディラン自身の表情や想い、その後に一曲、またその繰り返しで展開されていて、ボブディランの歌詞の意味とかこのフレーズがどういうことを言いたいのかとかが見えるような作りだった。
そして最後にlike a rolling stone で、監督マーティンスコセッシって、もう完璧やな。
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