毎度メルギブ監督作品には衝撃を受けるけど、今回も素晴らしかった。
まだメルギブ監督作品を全部観たことがあるわけではないけど、どの作品にも〝力が弱いものが人間として弱いわけではない〟というメッセージが一貫してあるような気がする。
最近だと『ハクソー・リッジ』がそうだった。本作のタイトルが〝ブレイブハート〟であるように、メルギブ作品には勇気をもらうし、強い気持ちを持たなきゃなと毎度思わせられる。
本作では、メルギブ自身が主役を演じ民衆を奮い立たせ権力者に闘いを挑むわけだけど、やっぱりメルギブは役者としても華があるなと思った。
メルギブと言ったらマッドマックスやリーサルウェポンのイメージが印象的で、最初から強いイメージがある。
本作では無理に感情の動きを表情に出すわけではなく、感情を表立たせない演技が良かった。
スコットランド独立の歴史を学びつつ、メルギブ映画を堪能できて、贅沢な時間だった。