けーはち

仮面ライダー世界に駆けるのけーはちのレビュー・感想・評価

仮面ライダー世界に駆ける(1989年製作の映画)
3.5
仮面ライダーBLACK RXが強すぎて手に負えないので、強化前のBLACK時代に戻して倒そうとしたら、何故か時空を超えRXが助けにかけつけて、その再変身版であるロボライダーやバイオライダーまで揃い踏みという、夢のような(クライシス帝国のジャーク将軍にとっては悪夢のような)15分のショートムービー。

タイトルに反し特に世界に駆けないが、同一人物の変身バリエーションが別個体として4人並ぶ理屈も何もない意味不明な絵面の強さで完勝している。

南光太郎(倉田てつを)が変身前に敵とやり合いながらサラリと屋根に登ったりするワンカット風編集(実はスタントに切り替わっている)や真っ暗な廃屋での不穏な戦闘など、CGのない時代の特撮アクション、ビジュアル面でも奮っている意欲作。